近江米「みずかがみ」を県民がPR-草津でファンクラブ結成イベント

収穫されたばかりの「みずかがみ」を試食。おいしいの声が会場にあふれる

収穫されたばかりの「みずかがみ」を試食。おいしいの声が会場にあふれる

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 県内産近江米新品種として昨年誕生した「みずかがみ」を県民からPRしようと「みずかがみファンクラブ」が発足、8月30日、草津市立まちづくりセンター(草津市)で結成イベントが行われ、会員や関係者など約70人が集まった。

イベントを進行するエフエム滋賀「トリコロール」のパーソナリティ森田純史さんと小野千穂さん

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 みずかがみは2013年秋に誕生した新品種。自然環境に配慮して栽培された「環境こだわり農産物」であるだけでなく、日本穀物検定協会の食味ランキングで滋賀県産米として初めて最高ランクの「特A」評価を受けたブランド近江米。県農業技術振興センターで約30万株の稲の中から選抜を重ね約10年をかけて開発された。暑さに強く栽培がしやすいのが特徴。昨年は894トンが収穫され県内限定で販売された。今年は作付面積も1120ヘクタールに増え、約5,000トンの収穫を見込み、県外へも本格的に出荷される。

 イベントでは、事務局を務めるエフエム滋賀「トリコロール」のパーソナリティ森田純史さんと小野千穂さんが進行役となり「みずかがみ」について県農政水産部食のブランド推進課徳田寿さんより誕生の経過、米の特徴や県としてのPR方針などが説明された。その後、会員自らSNSなどを通じて情報発信もしようとfacebook講座や試食会も行われた。試食会では収穫されたばかりの「標準米」「無洗米」の炊きたてと冷ましたものとが用意され「冷めてもおいしい」とされる同米を味わった。

 徳田さんは「今年は雨が多く収穫が少し遅れ気味だがここに来て本格的に刈り取りがはじまっています。9月10日からは在阪4局でテレビCMも放映されます。CMを見た方がすぐにインターネットで情報を探す時代。いいも悪いも様々な生活者の感想が『みずかがみ』の普及に役立つのでは」と会員のSNSでの情報発信にも期待を寄せる。甲賀市から親子三人で参加した伊藤一美さんは「『びわ巻子』の名前で飾り巻き寿司インストラクターをしています。冷めてもおいしいと聞いていたので楽しみにしていました。お米くささもなくとても食べやすく巻き寿司づくりにも活用します」と感想を述べる。

 クラブでは今後も「プロシェフと一緒に作るクッキング&試食イベント」や「エフエム滋賀パーソナリティと一緒に作るキャラ弁教室イベント」など同米のおいしさを広める活動を行っていく予定。詳しくはホームページで確認できる。

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