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守山の英会話スクールが英語落語 小学生がオンラインで披露

生き生きと英語落語を演じる「守山亭夏陽」さん

生き生きと英語落語を演じる「守山亭夏陽」さん

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 小・中学生が英語で落語を披露する「EAAオンライン イングリッシュ落語ライブ」が6月13日、オンラインで開催された。主催はEAA(English Adventure Academy、守山市吉身)。

英語落語クラスの小・中学生と笑笑亭賀茂ん(カモン)さん、大西由紀子さんら

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 EAAは、小・中学生と大人向けの英会話スクール。スクールに通う「守山亭凛楽」さんがスピーチコンテストで英語落語を披露したことがきっかけで、2018(平成30)年に英語落語クラスを開講した。代表の大西由紀子さんは「英語落語は場面や登場人物をイメージして話すなど、表現力や感性を育てるという面で良い教育プログラム。英語だけではなく、目線、表情、声のトーンなどで人の気持ちをかき立てるリアルな表現を体で体験してもらえる。相手に伝わる英語を身に付けるという点でもよい」と話す。

 13日は天性寺(京都市)で開催予定だった笑笑亭(Laugh Laugh Tei)の寄席に出演予定だったが、9月に延期になったことから、動画配信に変更した。8歳から14歳の6人がそれぞれの自宅から英語で落語を披露し、ユーチューブで配信した。

 小学3年生の「守山亭栞月(かんげつ)」さんは「A Short Story of a Flower Shop 花屋の小噺(こばなし)」を披露。花と人との掛け合いを表情豊かに演じた。小学3年生の「守山亭夏陽(サマー)」さんは「A Man in a Hurry いらち俥(ぐるま)」を全身を使って伸び伸びと演じた。演目の前には大西さんが英単語や落語の聞きどころなどを説明し、落語の後には笑笑亭の噺家が感想を述べた。

 大西さんは「大人の演者にプロセスを褒めてもらえたり、アドバイスをもらえたりしたことで、子どもたちが刺激を受けていた。オンラインなので観客の反応はなかったが、アドバイスをその場でノートに書く子どももいて、いい経験をさせてもらえた。経験は子どもたちを大きくすると感じた」と話す。「最初は英語の読み方さえ分からなかった子どもが、音を聞いてまねるところから始めた。自分で意味を考え、想像して演じることで、表情の豊かさや英語の発音も身に付いた。自信が付き、堂々と自己表現ができるようになった」と子どもたちの成長を喜んだ。

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