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守山で週末54時間の起業体験 小学生から大人が協力し新規事業立ち上げ

参加を呼びかける内藤さんと山本さん

参加を呼びかける内藤さんと山本さん

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 週末の54時間で起業体験するイベント「Startup Weekend Moriyama(スタートアップ ウイークエンド守山)」が7月14日~16日、あまが池プラザ(守山市勝部)で開催される。

参加者はアイデアを出し合い、事業を形にしていく

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 2007年にアメリカで始まり、160カ国で開催されている起業体験イベントで、守山では2019年9月から始まった。新型コロナウイルスの影響で第2回から第6回はオンラインで開催。昨年、3年ぶりに対面で開催した。

 体験では、金曜の夕方に集まった参加者が起業したい内容をプレゼン。3人以上の賛同を集めたアイデアが採用され、チームを組んで事業を始める。2日目にはファシリテーターが起業する上で必要なことを参加者にレクチャーする。

 今回は「町の協力者システム」を導入。参加者は守山市内の店や銀行などに出向いてアドバイスを求める。運営メンバーの中小企業診断士の内藤朗人さんは「会議室にいてはだめだと伝えている。町に出て、専門家や一般の人の声を聞きに行って、行動することで状況を打開するのがスタートアップ精神」と話す。

 3日目には審査員へのプレゼンを経て1位から3位を決める。内藤さんは「守山会場は参加者の幅が広い。小学生から大学生、フリーランス、経営者、シニアまでが一堂に会する。昨年の優勝者は小学生のチームだった。ビギナーが集まって新規事業について考える機会を得られる」と話す。

 SNSのコンサルタントを手がける山本りかさんは昨年、子連れで参加し、今年から運営メンバーになった。山本さんは「普段は一人で考えているが、参加して初対面の人と一緒にアイデアを練ることで新しい体験ができた。仲間と共に考えて、調べて、アウトプットして、専門家にアドバイスをもらえて刺激があった」と振り返る。

 内藤さんは「起業のハードルはそう高くない。少しでも興味のある人は一歩踏み出して創業を体験してほしい」と呼びかける。

 開催時間は9時30分~21時30分(7月14日は18時15分から)。参加費は、大人=6,000円、大学生=4,000円、高校生以下無料。5食付き。参加申し込みは専用サイトで受け付ける。

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