琵琶湖博物館がリニューアル 淡水にすむバイカルアザラシを関西初展示

関西で初めての展示となるバイカルアザラシ

関西で初めての展示となるバイカルアザラシ

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 琵琶湖博物館(草津市下物町、TEL 077-568-48111)が7月14日、リニューアルオープンする。

「生き物コレクション」に並ぶ標本

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 開館20周年を迎え、2025年度までに3期にわたるリニューアル事業を行っている同館。

今回リニューアルしたのは、「湖のいまとわたしたち~暮らしとつながる自然~」がテーマのC展示室と水族展示エリア。

 C展示室では、琵琶湖とその流域の多様な生き物や固有種、人との関わりを紹介。ヨシ原の中の世界や田んぼの中の生き物の暮らしを紹介。中でも、滋賀に住む生き物の実物標本や?製は1500点以上に及ぶ。多様な生き物を比較して見る事ができるエリアとなっている。

 水族展示の「川の生き物とその環境」のブースには水槽内に河床を再現。季節ごとの変化に合わせて展示も変えていく。タイミングが合えば実際に魚が水面に飛び出しジャンプする様子も間近で見ることができる。

 「古代湖の世界」のブースには、関西初となるバイカルアザラシが展示。リニューアルオープン後は、13時30分からのエサやりを行う。アザラシのほかに展示されているバイカル湖に住む固有種は日本初展示という。

 ロシアのバイカル博物館の協力のもと、バイカル湖のリアルタイム映像も放映する。

 主任学芸員の金尾滋史さんは「今回のリニューアルは研究を展示に活かしている所が見どころ。初めて琵琶湖博物館を訪れる人には、まず当博物館を通して琵琶湖の価値や面白さを感じてほしい。季節の変化に合わせて展示エリアの内容も変化する予定。研究員こだわりの細かすぎる展示もあるので、何度足を運んでいただいても新たな発見があると思う。館内には学芸員や展示交流員がいるので、気になることは気軽に話しかけて聞いてほしい。研究員への質問をメールで送るブースもある」と話す。

 開館時間は、9時30分~17時 (入館は16時30分まで)。月曜休館。観覧料は、大人7=50円、高校生・大学生=400円、未就学児童・小学生・中学生無料(『みずの森』は小中学生有料)、障がい者・県内に居住の65歳以上無料。

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