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「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」閉幕-来場者は過去最高の3万人超に

メインロビーでロシア音楽を披露するびわ湖ホール4大テノール

メインロビーでロシア音楽を披露するびわ湖ホール4大テノール

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 滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」(大津市打出浜)で4月28日~30日、「ラ・フォル・ジュルネびわ湖『熱狂の日』音楽祭2012」が開催され過去最高の来場者でにぎわった。

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 3回目となる今回のテーマは「サクル・リュス~ロシアの祭典~」。チャイコフスキー、ラフマニノフ、ストラビンスキーなどロシアの作曲家たちの音楽を、国内外から招いた演奏家が披露した。

 ラ・フォル・ジュルネは45分~1時間程度のコンサートを低価格で気軽に楽しめるのが特徴。今回はプレイベントの28日を含め3日間で有料19本、無料26本、キッズプログラム65本、合計110本のコンサートがあり、来場者数は速報値で昨年の2万8217人を上回る2万8999人、最終的には3万人以上となる見込み。

 びわ湖ホールの井上館長は会見で、「コラボしが21など周辺施設も活用することでプログラムを増やせた。来場者も楽しみ方のコツをつかんできたようで、多彩なプログラムを楽しんでもらえたようだ」と振り返った。

 会見に同席した滋賀県の嘉田知事は「3回目の今年は大きなジャンプの年と感じた。キッズプログラムや飲食ブースも充実し五感全体で楽しめた。大津市や守山市など周辺自治体の参加もあり、今後のネットワーク拡大に期待が持てた」と来年の開催に意欲を見せた。

 来年のテーマについて、アーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンさんは「フランスとスペインにしたい。フォーレやラベル、ドビッシーが生きていた20世紀初頭はパリが世界文化の首都。パリを取り巻いていた音楽文化を皆さんに紹介したい」と構想を明らかにした。

 会場では公演を終えた演奏家のサイン会も開かれ、来場者とのほほ笑ましい交流も見られた。
 家族4人で来場した大津市の塚本良智さんは「毎年来ている。クオリティーの高い音楽が低料金でたくさん楽しめるのが魅力。小さな子どもたちも楽しめるキッズプログラムもあり、ゆっくりと一日楽しめるのもうれしい」と話していた。

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