フェイスブック利用者の増加に伴い、県内でもさまざまな交流会やイベントが活発になってきた。なぎさのテラス「ショコラ」（大津市打出浜）で10月19日、フェイスブックで人気を集める玉来なおこさんを招き交流会が開かれた。主催は近江八幡のからだコンサルタント・川嶋和則さんと東近江市のウェブクリエーター山本光洋さん。フェイスブックで情報を知ったり、知人から聞いたりした19人が集まり秋晴れの湖岸で交流を楽しんだ。

ポートレート撮影会で撮影する玉来なおこさん。自然な笑顔を引き出し雰囲気のある写真を撮影する

　玉来さんは7年前にキネシオロジー（運動機能学）に出合い専門のサロンを開業するとともに各種講座のインストラクターとして活動を始めた。フェイスブックを始めたのは昨年のゴールデンウイークだった。「フェイスブックの使い方がよくわからない中、とあるセミナーで『ファンを作るんですよ』とアドバイスを受けた。投稿は見てくださる方への『ギフト』の気持ちでナチュラルに感じたことを文章にし、写真を投稿したところ多くの人が見てくれるようになり、今では、投稿に1000以上の『いいね！』を頂けたり、フィード購読者も1万5000人を超えたりするなど、自分でもびっくりしている」と驚く。文章に併せて掲載される写真も人気だ。「3年前に離婚、引っ越し先でもなじめず悶々（もんもん）としていた時にオリンパス・ペンに出会った。カメラがかわいく、付近を撮り歩くと見える風景がどんどん変化した。何もないと思っていた場所にいろいろなすてきなものがあることに気付くきっかけになった」と写真との出会いを振り返る。

　川嶋さんは「フェイスブックをする前から玉来さんを知っているが、さまざまな辛い経験を乗り越えフェイスブックも活用して自身の世界をどんどん広げる玉来さんを滋賀の方に紹介したかった。リアルでもネット上でもギャップのないのが玉来さんの魅力。フェイスブックでは伝わらないものも感じ取ってほしい」と話す。

　当日は昼食、デザートを楽しみながら、にぎやかに交流会が進み、途中、玉来さんが撮影するポートレート撮影会も行われた。

　イベントに参加した大阪府高槻市の中野修子さんは「実際に会ってお話が聞きたかった。とてもすてきな人で中身が伴っているからフェイスブックでも人気があるんだなと感じた。写真も撮影してもらってうれしい」と喜びを表す。近江八幡市の嶌本香七さんは「フェイスブックですてきな投稿を見て会いたいと思った。会いたいと思って程なく友達からイベントの招待が送られてきた。引き寄せの法則でしょうか。気さくな方で話も楽しかった」とうれしそうに笑顔を見せた。