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「ホタテキャンドル」で被災地支援-なぎさのテラスの飲食店と大学生がコラボ

「田の浦ほたてあかり」を手にする「なぎさWARMS」の松下さん

「田の浦ほたてあかり」を手にする「なぎさWARMS」の松下さん

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 東日本大震災で津波に襲われた田の浦地域(宮城県南三陸町)の復興を後押しするグループ「田の浦ファンクラブ」の活動を支援しようと、なぎさのテラス(大津市打出浜)にある飲食店が「田の浦ほたてあかり」と名付けられたキャンドルを販売している。

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 販売しているのはナチュラルレストランカフェ「なぎさWARMS」。同店の常連客が、販売拠点を探していた同クラブの滋賀県立大学の学生を同店に紹介したことがきっかけ。

 シェフの松下博文さんは「少しでも田の浦のお母さん方の力になれればと協力を決めた。支援の輪が広がれば」と話す。「田の浦ほたてあかり」の形に興味を持ち、手に取る来店者も多いという。

 キャンドルは同クラブが企画し、滋賀県内の寺から譲り受けた残ろうそくと同地域に残されたホタテの貝殻を材料に、被災した養殖事業者の女性たちの手により作られている。

 同クラブメンバーの大北篤さん(滋賀県立大学学生)は「震災があった3月11日を区切りに少しでも支援の輪が広がるよう活動している」と話す。

 3月11日には彦根市内で震災鎮魂のキャンドルナイトを計画。「田の浦ほたてあかり」も現地で販売する予定。価格は500円。

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