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滋賀レイクスターズがホーム開幕戦 引退表明の田中選手「勝ちたかった」

引退表明した田中大地選手

引退表明した田中大地選手

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 ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で10月7日、プロバスケットBリーグの滋賀レイクスターズがホーム開幕戦を行った。

古巣の川崎相手に17得点と奮闘するファイ・サンバ選手

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 Bリーグ2016-17シーズン2位の川崎ブレイブサンダースと対戦したこの日、試合は川崎のリードで始まり、開始4分26秒、11点差で田中大地選手が交代出場した。

 今シーズン限りで現役引退を表明している田中選手は、オフェンスリバウンドやブロックショットなど、気持ちを込めたプレーでチームに貢献。シュートを決める度に会場を沸かせた。

 滋賀はその後、32対36の4点差に点差を縮めて前半を折り返し、第3クオーターでは、田中選手の活躍や、ファイ・サンバ選手の3ポイントシュートやバスケットカウントなどで盛り返すも、ディオール・フィッシャー選手、菅原洋介選手らの個人ファウルが4となり、交代した。

 滋賀は第4クオーター開始直後、並里成選手のバスケットカウントで2点差にまで詰め寄ったが、59対76で敗戦。ホーム開幕を勝利で飾ることはできなかった。

 滋賀のショーン・デニスヘッドコーチは「ガッツのあふれるハードな試合だったが、ファウルが多すぎた。川崎のような強い相手にフリースローをこれだけ与えては勝てない。選手には、コーチ就任1日目から、手を使うとファウルになるので、足を動かして、体を使ってディフェンスするように言っている。これから修正していく」と話す。

 「皆さんの応援がチームの力になる。昨シーズン栃木にいたときは敵だった熱い応援が味方になったことは心強い」とも。

 開口一番、「勝ちたかった」と悔しさをにじませる田中選手は「勝てた試合だったと思う。相手にやられるとあきらめて落ちてしまうところがあるので、点を取られたときに下を向かずに、やり返してやるという気持ちで戦わないといけない」と話す。

 「昨年手術した膝に痛みがあり、体とメンタルのギャップが苦しいが、今シーズンで最後と思って、後のことは考えずにすべて出し切ると決めた。最後の一年、くらいついて、泥臭くても勝ちにいく姿を子どもたちにも見てほしい」とも。

 観戦した野洲市の鵜飼洋子さんは「デニスヘッドコーチのいうことができたら、チームは強くなると思う。まだ始まったばかり。期待している」とエールを送る。

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