大津アレックスシネマ(大津市浜町2)で2月8日から、「キネマ旬報ベスト・テン特集上映」が開催される。
1919(大正8)年に創刊され、現在まで続いている映画雑誌として、日本では最も古い歴史を誇る「キネマ旬報」。今年で87回となる「キネマ旬報ベスト・テン」とは、同誌編集者の投票集計によるもの。1926(大正15)年、日本映画の水準が上がったのを機に、現行と同様の日本映画と外国映画の2部門に分けたベスト・テンに変わった。
同館での上映作品は、日本映画第1位「ペコロスの母に会いに行く」、第5位「共喰(ぐ)い」、第8位「さよなら溪谷」、外国映画第1位「愛、アムール」、第5位「三姉妹 雲南の子」、第8位「ザ・マスター」。
「日本では洋画邦画あわせて年間1000本もの映画が上映されており、世界的にみても大変恵まれた環境にあるが、ほとんどの作品は公開から数週間から1か月以内に映画館での公開を終えてしまう。公開が終わってしまった作品は映画館で観ることはできない」と同館支配人の茶谷徹さん。「今回の企画を通じ、 映画ファンの方々に2013年を代表する名作をぜひ映画館で楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。
料金は、一律=1,000円(「ペコロスの母に会いに行く」のみ1,300円)。「シネマ旬報」の無料券も使用できる。上映時間・スケジュールはホームページで確認できる。