西武百貨店大津店（大津市におの浜2、TEL 077-521-0111）1階特設会場で10月14日より、おせちの予約会が行われている。

　今年のおせちのテーマは「原点回帰＆家族団らん」。「本物・高級」に加えて昔ながらの伝統の味を重視し、家族のきずなや三世代のコミュニケーション意識の高まりを掲げる。おせち料理担当の五十嵐さんは「正月に旅行に行くよりも家族で過ごす風潮になってきている。支出を抑える意味合いもある」と話す。

　昨年好評だった昔ながらの「京都のおばあちゃんのおせち」（21,000円・3段）や、京都「ル・グラン マノワール」フレンチ洋風「洋のおせち」（10,500円・1段）、琵琶湖ホテルの和・洋風おせち「名門ホテルの味」（23,100円）のほか、明治亭の「有名レストランの味」（33,600円）、茶懐石と京料理の老舗料亭「下鴨茶寮」の「京都料亭の味」（52,500円）など10,500円～157,500円の価格帯で193点をそろえる。

　「和風のおせちだけでなく、洋風、中華風、フレンチ風など家族で食べやすい商品が増えてきた。おもてなし用に一人前に小分けにされたおせちも」（同）。

　五十嵐さんは「開始から1週間で6～7点が売り切れた。前年に比べて120％の出足」と話し、「ピークは12月初旬」を見込む。

　売上目標は前年比105％。予約受け付けは12月25日まで。商品受け渡しは12月31日。