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近江八景を船で巡る琵琶湖クルーズ 石山寺と浮御堂を参拝

琵琶湖を進航する高速船ランシング

琵琶湖を進航する高速船ランシング

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 「近江八景」を巡る企画クルーズ「近江八景を楽しむクルーズ」が2月11日、大津港(大津市浜大津)から出航する。

高速船「ランシング」で近江八景を巡る

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 「近江八景」は琵琶湖の南湖周辺8カ所の景勝地。約400年前に近衛信尹が和歌に詠んだのが始まりで、江戸時代に歌川広重の浮世絵によって全国に広まった。

 クルーズでは、大津港から高速船「ランシング」に乗船し、「粟津の晴嵐(せいらん)」と「瀬田の夕照」を船内から観望し、石山寺港に寄港。「石山の秋月」の石山寺を参拝し、門前の洗心寮(大津市石山寺3)で琵琶湖の魚などの湖国料理を食べる。その後、「矢橋の帰帆」と「唐崎の夜雨」を船内から観望し、堅田港に寄港。「堅田の落雁(らくがん)」として知られる浮御堂に立ち寄り、「比良の暮雪」と「三井の晩鐘」を船内から観望して大津港に帰港する。船内では、元安土城考古博物館副館長で歴史文化のカルチャー講師、大沼芳幸さんが近江八景に描かれている風景や当時の情景などを解説する。

 クルーズを運航する琵琶湖汽船の高橋佐智子さんは「大沼さんの解説によって、近江八景に秘められた物語や魅力を知り、新たな発見をしてもらえると思う。今と昔では見える景色は異なるが、美しい琵琶湖の冬景色を見て、描かれた当時に思いをはせながら近江八景の世界観を体感してもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~16時30分。料金は、大人=11,000円、小学生=8,000円。

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