大津市在住の直木賞作家、今村翔吾さんが1月21日、大津税務署(大津市京町3)でスマートフォンを利用したe-Taxによる確定申告を体験した。
大津税務署職員のサポートを受けながらe-Taxでの確定申告を体験する今村翔吾さん
今村さんは同署職員のサポートを受けながらスマートフォンを操作し、電子申告・納税システム「e-Tax」を模擬体験。国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」から給与所得者が医療控除を行うという仮定のデータを入力した。
今村さんはマイナカードを読み取り、源泉徴収票を撮影すると自動で申告に必要な内容が入力されるシステムを体験。今村さんは「画面上にガイドラインがあり、年配の人でも分かりやすいのではないか。個人事業主だった時にe-Taxを利用したことはあるが、その時よりスムーズにできた」と話した。
歴史小説家の今村さんは税の歴史について「主税は千何百年も前からあり、豊臣秀吉の時代に戸籍と税が結び付いた。税の形も変容しているが、現代に即している税か考えるべき。個人的には若者のために使われてほしい」と話した。
これから納税する人に向け、「夏休みの宿題と同じ。ぎりぎりにするのではなく、計画的に進めて早めに納税してほしい。e-Taxならスマホで空き時間にできる」と呼びかける。
確定申告の受け付けは2月17日から3月17日まで。