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大津の環境学習施設「オーパル」に琵琶湖の彫刻作品 琵琶湖の深さを再現

琵琶湖の学習施設オーパルで展示されている「とろける身体-湖底キャスティング」

琵琶湖の学習施設オーパルで展示されている「とろける身体-湖底キャスティング」

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 琵琶湖の環境体験学習施設「オーパルオプテックス」(大津市雄琴5)で現在、琵琶湖の深度を体感できる彫刻作品「とろける身体(からだ)-湖底キャスティング」が展示されている。

作品に寝転んで琵琶湖の中に入ることもできる

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 制作者は大阪芸術大学特任講師の岡本高幸さん。国土地理院の琵琶湖湖底図を基に等深線のデータを3D化し、琵琶湖の水面下の形状を繊維強化プラスチックで制作した。湖底から隆起した竹島や沖の白石も再現している。大きさは縦265センチ、横125センチ。自由に触ることができ、上に乗って寝そべることも可能。

 同施設代表の若林勝さんは「富士山は全景を見ることができるが、琵琶湖は全景を見ることができない。この作品を見れば琵琶湖の全景が分かり、湖底まで見ることができる」と話す。

 同施設は、小中学校向けのカヌーやプランクトン観察などの琵琶湖環境体験学習や、カヌースクール、一般向けのSUP(スタンドアップパドル)、ウオーターチューバーなどの体験を行っている。1階ラウンジに設置した作品は、体験学習で来館した生徒のほか、地域住民も無料で見られるようにしている。

 若林さんは「この作品を見ると、北湖と南湖では水深が大きく異なり、近江舞子付近では急激に琵琶湖が深くなることも実感できる。芸術作品だが、触って琵琶湖を体感できる素晴らしい学習教材。座っても寝てもいいので、自由に楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は10時~17時。木曜定休。入館無料。11月中旬まで展示する。

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