
滋賀県で開催される「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」マスコットキャラクターの「チャッフィー」の誕生会を兼ねたファッションショーが6月13日、滋賀県庁(大津市京町4)で行われた。
式典衣装を仕立てたオーダースーツ「DAVID LAYER」の伴野兄弟とチャッフィー
ファッションショーでは、デザインを担当した滋賀県立大学(彦根市)デザイン学科の学生が自ら衣装を着用し、国登録有形文化財である滋賀県庁舎本館の特設ランウエーを歩いた。わたSHIGA輝く国スポ・障スポ開催時に着用する選手団ユニホームや式典音楽隊衣装などを披露した。
ファッションショーの最後に、この日に誕生日を迎えた「チャッフィー」が開閉会式で着用する衣装で登場すると、観客や朝日が丘保育園の園児から歓声が上がった。誕生日の祝いに園児からチャッフィーの塗り絵ポスターが贈られた。
「チャッフィー」の式典衣装は左右の布が異なる「バイカラー」仕立てのジャケット。オーダースーツ「DAVID LAYER(デビッド・レイヤー)」(守山市焔魔堂町)の伴野友彦さん・彰洋さん兄弟が仕立てた。社長の友彦さんは「普段仕立てているメンズスーツの首回りは40センチ程度だが、チャッフィーは150センチ。メジャーがぎりぎりの長さだった。襟を立てたデザインにしようかと思ったが、顔が大きすぎてできなかった」と話した。
ジャケットは、ワインレッドの無地の生地とペイズリー柄の生地を使った。胴回りが150センチ以上あるチャッフィーを採寸し、ジャストサイズに仕上げた。彰洋さんは「ピンク色のチャッフィーに合わせてピンク色のスーツにしようかと思ったが、面白くないのでワインレッドにした。直径10センチのボタンは探したが見つからず、缶バッジに布をかぶせて作った」と話す。
同じく国スポ・障スポマスコットキャラクターを務める「キャッフィー」にも色違いの衣装を仕立てたが、キャッフィーは平服で登場し、チャッフィーの引き立て役に徹した。国スポ・障スポ大会局の担当者は「キャッフィーの衣装のお披露目会はない」と話す。