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草津の水生植物園でスイレン見頃 2色に分かれた「キメラ咲き」ワンビサも

赤色と黄色の2色に分かれた「キメラ咲き」のワンビサ

赤色と黄色の2色に分かれた「キメラ咲き」のワンビサ

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 草津市立水生植物公園みずの森(草津市下物町)のスイレンが現在、開花の見頃を迎えている。

花影の池には色とりどりの花が咲いている

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 琵琶湖岸の烏丸半島にある同園は、スイレン、ハス、ハナショウブなどを展示する水生植物園。毎年、150種類以上のスイレンが開花の見頃を迎える6月に「スイレン展」を行っている。

 スイレンは「ロータス館」内の温室で通年展示するほか、6月から9月には屋外でも展示する。同園栽植担当スタッフの宇山朋泰さんによると、屋外のスイレンは夜の気温が低かったことから昨年より開花が遅かったが、5月から咲き始めたという。スイレンは開花後3日ほどで枯れるが、次の花が咲き、9月初旬まで花を見ることができる。花は、明るくなると同時に開き始め、14時ごろに閉じる。

 赤い花に黄色が混じった花弁の「ワンビサ」は、1株につき年に1回ほどの確率で、赤と黄色がはっきりと分かれた「キメラ咲き」の花を付けるが、今年はすでに3輪キメラ咲きの花が咲いた。14日に入り口近くの鉢に1輪目が咲き、19日に「花影の池」で2輪目が咲いているのが確認された。20日にはコミュニティー広場の水槽内に3輪目が咲いた。この日は、キメラ咲きのワンビサの写真を撮影しようと多くの来園者がカメラを片手に訪れていた。

 岐阜県から来園した女性は「3時間かけてワンビサを見に来た。キメラ咲きのワンビサを見ることができてよかった。こんなに色とりどりのスイレンを見たことはなかったので感激している」と話す。

 宇山さんは「夜咲きのスイレンもあり、朝9時30分くらいまでに来園すると、夜咲きのスイレンと朝に咲くスイレンをどちらも見ることができる。午前中に鑑賞してほしい」と話す。

 開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。入園料は、大人=300円、高校生・大学生=250円、65歳以上=150円、中学生以下無料。月曜休園。

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