
びわ湖バレイ(大津市木戸)蓬莱山山頂の「カフェ360」が7月5日、リニューアルオープンする。
びわ湖バレイは、スキー場の営業がないグリーンシーズン(4月~11月)の観光スポットとして、ロープウエー山頂に2016(平成28)年、琵琶湖を望む山頂展望施設「びわ湖テラス」を開業。2017(平成29)年8月には、ロープウエー山頂から打見リフトとホーライリフトを乗り継いで行く標高1174メートルの蓬莱山山頂に展望デッキと「カフェ360」をオープンした。ゲレンデの中に展望デッキを設置していたためグリーンシーズンのみ営業していたが、今回のリニューアルで20メートル琵琶湖側に移動し、ゲレンデの外に高床式の展望デッキを常設。通年営業を始める。
星形の展望デッキからは琵琶湖や比叡山、京都方面の山々などを見渡すことができる。デッキの中央にはハンモックシートを設置した。びわ湖バレイ広報担当の柿本隆美さんは「高床式のデッキにしたことにより、空に浮かんでいるような浮遊感を体験してもらえるようになった。夏は吹き上げる風を感じてゆっくりと過ごし、冬には白銀の世界を見てもらえれば」と話す。
新たにトレーラーカフェを導入し、ドーナツとコーヒー、甲賀市産の近江和紅茶、高島市の特産物「アドベリー」が原料の地ビール「びわ湖アドベリー」を提供する。
びわ湖バレイを運営するアルピナBI総支配人の中嶋悟さんは「最高のロケーションで、非日常空間を味わってもらえる。これまではロープウエー山頂駅を降りて右側のメインテラスだけに行く人が多かったが、これからは左側のゲレンデを越えた所まで回遊する人を増やしたい。地域への貢献を含め、強いびわ湖バレイをつくっていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は、カフェ360=9時30分~16時15分、トレーラーカフェ=10時~15時30分。ロープウエー運行時間は9時~17時(上り最終16時)。料金(ロープウエー往復、リフト、びわ湖テラス入場料含む)は大人=4,000円、小学生=2,000円、幼児=1,000円、ペット=500円。グリーンシーズン営業は11月3日まで。