
滋賀県とローカルメディア「しがトコ」(守山市梅田町)が7月1日、「当店は琵琶湖の水を使用しています」ポスターの掲示協力店の募集を始めた。
「当店は琵琶湖の水を使用しています」ポスターには琵琶湖疏水も描かれている
ポスターは滋賀県内および京阪神地域の水道水に使われている「琵琶湖の水」をアピールするもので、琵琶湖から瀬田川、宇治川、桂川、木津川、淀川と水が流れ、蛇口につながっているイラストが描かれている。滋賀県、京都府、大阪府の飲食店や文化施設に掲示し、日常生活の中で琵琶湖を感じてもらうことが狙い。
滋賀県は毎年、7月1日の「びわ湖の日」前後に開かれる琵琶湖に関わるイベントなどを「びわ活」と呼び、琵琶湖に触れる機会を増やす取り組みをしてきた。2024年の国際連合総会で8月27日が「世界湖沼の日」に制定されたことから、7月1日から8月27日までを「びわ活」の重点期間としている。
企画・制作を担当したしがトコ社長の林正隆さんは「蛇口をひねったときに、この水はどこから来るのかと思いをはせてもらうことが『びわ活』なのではないかと思い、企画した」と話す。募集開始前に、しがトコのスタッフが飲食店に出向き、ポスターの掲示を依頼した。林さんは「滋賀の地酒と滋賀県産食材の料理を提供している大阪の店など、どの店もポスターを快く張ってくれた。琵琶湖の水を使っていることをアピールしてもらえれば」と期待する。
募集期間は今月31日まで。先着100店。