
わたSHIGA輝く国スポ・障スポの炬火(きょか)を採火するイベントが7月17日、兵主大社(野洲市五条)で開催された。
炬火は、県内各市町で採火され、9月28日から県内各地で開催される「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ(第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会)」のメイン会場になる平和堂HATOスタジアム(彦根市)に集められる。
野洲市の採火は、勝負事に利益があるとされている兵主大社の拝殿で櫻本直樹野洲市長が行った。市長は「陰灯(かげとう)」から採火した火を、炬火トーチを使い炬火受け皿に移した。陰灯には、同神社の「虫祓(はらい)納涼祭」で使う忌火(いみび)から神職が採った火がともされた。陰灯は神職から同神社のキャラクター「兵さま」、「女人舞楽 原笙会(はらしょうかい)」の舞人と渡り、拝殿を移動し、市長に届けられた。
採火を記念して原笙会は、拝殿で舞った「陪臚(ばいろ)」の舞を奉納。赤い装束を身に着け、刀やなぎなたを持った舞人が舞を披露すると、大きな拍手が送られた。
櫻本市長は「国スポ開幕まで73日、障スポ開幕までちょうど100日となった。人と人とをつなぐ火の力を借りて、国スポ・障スポの準備を進めたい」と話す。