
8月25日から台湾合宿を行うBリーグ1部の滋賀レイクスが22日、大津市内で報道陣に練習を公開した。
滋賀レイクスは10月4日のBリーグ2025-26シーズン開幕に向け、7月からチーム練習を開始。22日の練習には、チーム合流済みの11人が参加。ディフェンス練習やトランジション(攻守の切り替え)の練習などを行った。
前田健滋朗ヘッドコーチ(HC)は「今シーズンは、朝一番にミーティングをしてシーズンの目標の再確認とその日の練習をどこにフォーカスするかを設定している。特に課題であるディフェンスについて重点的に取り組んでいる」と話す。
滋賀は25日から台湾で合宿を行い、台湾のプロチーム3チームと対戦する。合宿には22日に来日した市岡ショーン選手と24日に来日したトーマス・ウインブッシュ選手も参加。前田HCは「長い間時間を共にすることでチーム内のつながりが強くなる。台湾のチームと対戦することでアジアの中で認知され、人気クラブになるためにも大事な試合」と話す。
滋賀に所属する台湾出身の游艾チェ(ユウ・アイチェ、チェは「吉吉」と書いて1文字)選手は、「プロ選手になってから初めて台湾で試合をする。台湾の人たちに日本で何を学んだかを見せられる機会。家族や友達もたくさん試合を見に来てくれる。大学時代にプロチームとも対戦したことがあるので楽しみ。目標は3戦3勝」と意気込む。
米国外の若手選手を対象とした「NBA Gリーグ インターナショナルドラフト」で指名を受けた長谷川比源選手は「ドラフトの期限は来年のオフまであるので、今シーズンの結果を踏まえて来シーズンにトライする。まだフルシーズン戦っていないというのと、昨シーズンの悔しさもあるので、今シーズンは滋賀で戦う。平均2桁得点を取り、日本人トップの選手としてチームを引っ張っていく。新人王を取れると思っている。やるからには優勝を狙いにいく」と今シーズンの戦いに自信を見せる。