
琵琶湖写真家・辻田新也さんの写真展「UNKNOWN(アンノウン) LAKE琵琶湖」が現在、平和堂坂本店(大津市坂本7)で開催されている。
7月1日に初めての写真集「UNKNOWN LAKE琵琶湖」を出版した辻田さん。出版を記念し、2026年2月にかけ県内の平和堂7店舗で巡回写真展を開催していく。今回は同店3階「おとなREスペース」前に12点を展示。琵琶湖に突き出した浮御堂に雪が積もる風景や琵琶湖の有人島・沖島に咲く桜、琵琶湖の上空を流れるアトラス彗星などの写真が並ぶ。
「竜神が映っている」とSNSで話題になった写真も展示している。辻田さんは「空が不思議な色に染まっていると夢中で撮影した写真をSNSにアップしたら、竜がいるとコメントが付き、見返してみると雲の形が竜のようだった」と振り返る。
写真展や写真集のタイトル「UNKNOWN」は、「琵琶湖の知らない景色、見たことのない表情を楽しんでもらいたい」と名付けた。辻田さんは「琵琶湖の東側に住んでいる私たちは、夕日の沈む琵琶湖を見慣れているが、湖西に住んでいる人が見るのは朝日が昇る琵琶湖。湖東に住む人は琵琶湖から昇る朝日を見たことがないのではないか。知っているようで知らない琵琶湖を見てもらいたい」と話す。「買い物のついでに当たり前の中にあるUNKNOWNを感じてもらえれば」とも。
開催時間は10時~21時。観覧無料。28日まで。びわ湖大津エリア内の巡回予定は、10月11日~19日=アル・プラザ栗東(栗東市綣2)、12月13日~21=アル・プラザ瀬田(大津市月輪1)。