
「わたSHIGA輝く国スポ(第79回国民スポーツ大会)」のレスリング競技が9月30日、栗東市民体育館(栗東市川辺)で行われ、滋賀県の成國大志選手と屶網(なたみ)さら選手が優勝した。
成年男子フリースタイル74キロ級に滋賀県代表として出場した成國選手は8-1で佐藤匡記選手(埼玉)を破り、優勝。会場からは大きな声援が送られた。成國選手は「声援が聞こえると『負けていられない』と力になった。内容よりも結果を出して、滋賀県に少しでも貢献するということに尽力してきたので最高の結果になってよかった」と喜んだ。
女子62キロ級決勝は滋賀県の屶網選手と世界選手権優勝の尾西桜選手(東京)との対戦となった。1-8とリードされた屶網選手は試合時間残り57秒で逆転のフォール勝ちを収め、優勝した。屶網選手は「点差があったので焦っていたが、セコンドから『大丈夫』と言ってもらって、自分のレスリングができた。小さな子どもの声援も聞こえて力になった」と話した。