「おにぎり太郎」が握るおにぎりと近江牛焼き肉、すき焼きのフルコースを提供するイベントが10月29日・30日、完全個室焼肉すだく浮世亭（栗東市辻）で開催される。

近江牛のすき焼きとおにぎり太郎さんのおにぎりを味わうフルコース

　同店は、「近江焼肉ホルモンすだく」などの焼き肉店を運営する総合近江牛商社（守山市守山1）が手がける焼き肉店で、A5ランクの近江牛を契約農場から仕入れて個室で提供している。

　「おにぎり太郎」こと木曽太郎さんは京都の日本料理店で料理長をしている時に、おにぎりを握る姿がSNSにアップされ話題となった。独立後、「おにぎり太郎」と名乗り、日本だけでなく世界各国のイベントでおにぎりを握り、米の魅力を伝える活動をしている。2025年6月、福岡県に「膳 八女や」をオープンした。

　おにぎり太郎さんのおにぎりを食べた総合近江牛商社社長の西野立寛さんは、「米を食べて感動したのは初めて。彼が調理することでこんなにも味が変わるのかと感心した」と振り返る。「炊き方、握り方で変わることを滋賀県の人にも実感してもらいたい」と今回のイベントを企画した。

　イベントでは、おにぎり太郎さんが近江牛のすき焼きと焼き肉に合う近江米を選び、土鍋で炊き、個室に土鍋を持っていき、おにぎり太郎さんが客の目の前でおにぎりを握って提供する。西野さんは「米と一緒に食べると肉の味わいも変わる。感動を味わってもらいたい」と話す。

　今後は、おにぎり太郎さんとコラボしてシンガポールの日本食イベントに参加するなど、アジア各国に近江米と近江牛を広める活動を展開する。西野さんは「近江牛と近江米を世界に広めたい」と意気込む。

　開始時間は29日＝17時、20時（満席）、30日＝12時、19時。定員は各回11組。料金は1万9,800円。要予約。