源氏物語が記録上で確認されてから千年たつのを記念して3月18日から大津市内で開催されている「源氏物語千年紀in湖都大津」のマスコットキャラクター「おおつ光ルくん」が登場した。同キャラターは「21世紀版光源氏」として、源氏物語誕生イベントの盛り上げを担う。
光ルくんは紫色の狩衣に束帯姿の平安貴族風。ほんわかとした癒し系のいでたちながら、短歌をたしなみローラースケートなどのスポーツもこなす「文武両道」の元気な男の子――という設定。デザイン業者によるコンペに出展された40点のキャラクターの中から、実行委員が選んだもの。
今後、県外の観光キャンペーンにも出没する予定で、実行委関係者は「(彦根城築城400年祭を成功に導いた)ひこにゃんのように、息の長いキャラクターに育ってほしい」と期待を込める。
同イベントは、12月14日までの期間、シンポジウムや朗読会など多彩な催しが市内各地で開かれる。中でも、石山寺境内で開かれているメーン行事「源氏夢回廊」では、源氏物語をテーマにした刺しゅう作品や映画衣装などを展示し物語の魅力を紹介している。