「びわ湖開き」の湖上パレードに市民や観光客600人を招待する企画に応募が殺到している。主催はびわ湖大津観光協会(大津市春日町)。
「びわ湖開き」は毎年3月に観光船など約30隻が大津港沖のびわ湖をパレードするイベントで、今春で55回目を迎える。NHK連続テレビ小説の出演者らが観光船「ミシガン」から春の扉を開くとされる長さ170センチメートル、重さ6キログラムある「黄金の鍵」をびわ湖に投げ入れ、春の到来と湖上安全、環境保全を願うもの。
これまでは市民や観光客らがイベントを直接見ることができる機会が少なかったが、同協会が「市民や観光客と一緒に安全祈願を行い、びわ湖の魅力を再認識してもらおうと」と無料招待を初めて企画した。当選者は「べんてん」「リオグランデ」など3隻に乗船し約1時間のパレードに参加することができる。1月上旬から告知を始めたが、既に3,000人を超える応募が寄せられている。
同協会の松浦康之さんは「予想以上の反響に驚いている。県内だけでなく県外からの応募も多い。少しでもびわ湖の魅力を伝えることができれば」と話す。「浜大津周辺でスタンプラリー(3月13日~31日)も行うので少しでも多くの人に来てほしい」とも。
湖上パレードは3月13日。9時30分から「1日船長」の任命式を行う。