今年で2回目となる「びわ湖・アートフェスティバル」が3月31日、滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」(大津市打出浜)で開催される。滋賀出身・在住の若手アーティストのほか、「平成23年度滋賀県次世代文化賞」を受賞した画家の藤井俊治さんとギター奏者の松本大樹さんも参加する。
成安造形大学(大津市仰木の里東4)の教務員でもある藤井さんは美術部門で同賞を受賞した。この日のために制作した作品「嘘(うそ)ついてさよなら」では、事前に同劇場を見学し、「美術館と音楽ホールの違いを見つめながら制作した」という。「一日だけだが、今までにない空間をつくりたい」と意気込みを語った。同作品は大ホールホワイエに、ほか数作品も同劇場内に展示する。入館無料。
音楽部門で受賞したギタリストの松本さんはパリ国立高等音楽院に在学中で、この日のイベントのために帰国した。「地元でこのような演奏の機会をもらえて嬉しい。いい緊張感を持ってイベントに臨める」と話す。
松本さんのリサイタルは11時~11時45分、小ホールで行い、J.S.バッハのバイオリンソナタ第3番など4曲を演奏する。入場料は、一般=1,000円、青少年(25歳未満)=500円。