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手作り品の素晴らしさ発信-大津一里山「フォレオ手作りマーケット」人気に

「お買い物ラリー」のカードは出店作家が自主的に制作に協力。毎回数種類登場(右端=後藤さん)

「お買い物ラリー」のカードは出店作家が自主的に制作に協力。毎回数種類登場(右端=後藤さん)

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 毎月第1日曜にフォレオ大津一里山(大津市一里山)で開催されている「フォレオ手作りマーケット」が地元住民らに人気だ。

全88店が出店し賑やかに開催された「フォレオ手作りマーケット」。毎月第1日曜日に開催されている

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 昨年4月から毎月開催されてきた同マーケット。龍谷大学の竺文彦教授が企画を発案、龍谷大学手作りマーケット実行委員会が開催していたが、昨年9月より大津市一里山の雑貨店「ヒッコリーチャーム」の後藤拓哉さんを中心に「フォレオ手作りマーケット実行委員会」に改め、マーケットを継続している。
 10月7日の開催では爽やかな秋晴れの下、88店が出店。自慢の手作り品を展示・販売した。

 ビーズや天然石を使ったアクセサリーや手作りのポーチやバッグ、羊毛フェルトや紙製品、粘土細工にドライフラワー、スイーツデコ、テディベア、木工家具や小物など、多種多様な手作り品に加え、カラーセラピーや似顔絵実演など対面型のサービスも展開。コーヒーやパン、洋菓子など飲食関連の出店も多い。

 会場内3カ所でそれぞれ500円以上の買い物をすると、漏れなく出店作家の手作り品がもらえる「お買い物ラリー」や、大道芸パフォーマンス、ジャグリング教室などもイベントを盛り上げている。

 「出店者第一で心地いい空間づくりを心掛けている」と実行委員長の後藤さんが語る通り、会場内には穏やかで和やかな雰囲気があふれる。「出店者同士、出店者とお客さまが自然に交流できるよう配慮している」とも。「お買い物ラリー」はそんな交流を後押しする。来場者からも出店作家が力を込めて作った逸品がもらえるとあって好評だ。

 今回が6回目の出店というハンドメード雑貨「松の実」の松野なおこさんは「運営者がとても熱心で一人一人の出店者のことを考えてくれている。回を重ねるごとに盛り上がりを感じる。会場のロケーションもよく出店者にとってもすてきなマーケット」と語る。

 後藤さんは「母が30年来パッチワークに取り組み、指導もしている。そこから育った方々もたくさんの素晴らしい作品を作っている。なんとか販売する手伝いができないか」との思いから手作り品を扱い、手作り作家に販売ブースも提供する「ヒッコリーチャーム」を経営している。「流行を素早く取り入れ、丁寧に大切に作られた手作り品の素晴らしさを人々に伝えるお手伝いをしたい」と語る。母の手作り活動をそばで見守ってきた経験が後藤さんの原動力となっている。

 出店者に配布される一覧表にはフェイスブックやブログ情報欄も設け、その後の交流もしやすいように工夫している。マーケットの開催告知のほか、作家同士の交流でもブログ、フェイスブックなどソーシャルメディアがうまく活用されているという。

 次回開催は11月4日。開催時間は10時~16時。入場無料。

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