大津のインターネットラジオ局「ええラジオ(A-Radio)」(大津市京町1)が12月7日スタジオを開放、リスナーや市民などが集まり交流を楽しんだ。
スタジオに集まったリスナーら。放送の合間に交流を楽しんだ(写真提供=野口容子さん)
同ラジオ局はインターネットサービスのユーストリームを利用した「ネットラジオ局」。2011年7月22日に開局し現在は毎週月曜日と金曜日にレギュラー番組の放送を行っている。過去の放送はユーストリームの専用サイトにアーカイブ(保存)されインターネットでいつでも視聴できる。パーソナリティを務めるのは「豊パパ」こと豊田一美さんと「みちる」こと鈴木みちるさん。共に関西のラジオ局やテレビ局でアナウンサーや企画などで活躍してきた「放送のプロ」。画像とともに生放送できるユーストリームに着目し地域密着の放送を続けてきた。
スタジオを構えるテナントビルの1階が空きになっていることを利用しスタジオ開放を思いついたという。もともと喫茶店だったスペースにはセンターテーブルが設けられリスナー協力のもとカレーやコーヒーも振舞われ多くの地元市民やリスナーが集まり番組出演や交流を楽しんだ。
かつてエフエム滋賀にも出演していた京都出身のシンガーソングライター大垣知哉さんはこの日「俳優」として番組に出演。大垣さんは映画「369のメトシエラ~奇跡の扉~」のオーディションに挑戦し見事主役を射止めた。「豊田さん、みちるさんにはラジオの仕事でお世話になった。今日はスタジオ開放ということで映画のPRに来ました」と笑顔で語った。
みちるさんは「みんなが交流し放送にも参加しラジオを体験できる「1日だけのCafeStudio」としてスタジオ開放を企画した。気軽に身近にしゃべる機会にして欲しかった」ときっかけを振り返る。
豊田さんは「最終的に70人を超える人々が集まり出演してくれた。スタジオだかカフェだかわからない状態でしたがみなさん自然に番組にも入ってもらえ楽しい時間になった。集まった人々が活発に交流してもらえたのも良かった。安く使える身近なメディアとして今後も色々なPRなどにも利用していただければ」と語る。
同局では現在のスタジオは交流できるほどのスペースがないため本格的な1階への移転も検討したいとしている。