日本最大級の草津本陣で知られる草津宿(草津市草津1)を中心に4月28日、「第45回草津宿場まつり」が開催される。
草津宿は、江戸と京都・大阪をつなぐ「東海道」と、江戸と木曽をつなぐ「中山道」が交わる唯一の宿場町。歴史上の人物が宿泊し、東西の文化伝播の拠点として人やものの往来が盛んに行われたという。
昨年は7万人を動員した同イベント。今回もメーンイベント「時代行列」が盛大に行われる。豪華な衣装を身に着けた市民有志が草津市役所から草津本陣までを練り歩き、口上や手踊りを披露する。2つのステージでは、草津パレードの参加者によるパフォーマンス、薪能、古くから草津で継承されている民族舞踊を予定する(11時30分~14時30分、天井川会場)。
今回初の取り組みとして、「くさつ万博」と題し飲食ブースや子ども向け体験ブース「わんぱく広場」を設ける。消防車の体験乗車、ペーパークラフトや紙飛行機の製作、将棋などを行う(10時30分~19時30分、天井川会場)。
「大市ステージ」では草津市にある立命館大学応援団・カラーガード「LUSTER」、玉川高校・玉川中学吹奏楽部、よさこい妓王・狼煙(のろし)・草津今村組京極会がパフォーマンスを披露。「グルメコーナー」では、福島県伊達市の名産品を販売する「東北物産コーナー」、世界料理オリンピック出場者の一流料理をワンコイン以下で提供する「世界が認めた味を楽しもう」、同宿のほか全国の多くの宿場町の名産品を集める「宿場町草津大市」、地元の農水産物を販売する「草津朝市」を展開する(10時~16時、草津市役所)。
草津市は、ゴーヤーのカーテンによる夏の省エネルギーを推進しており、ゴーヤーの種を今回は先着500人に各8粒提供する(10時から無くなり次第終了、天井川会場)。
同市商業観光課・草津宿場まつり実行委員会事務局の勇田清孝さんは「たくさんの市民ボランティアの方々とつくり上げたイベント。お誘い合わせの上、来場いただければ」と呼び掛ける。