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琵琶湖汽船、「海津大崎」の桜守に活動資金寄贈-1,000本目指す

高島市役所での贈呈式(左から琵琶湖汽船・中井保社長、「美しいマキノ・桜守の会」中川達也会長、同会名誉会長・福井正明市長)

高島市役所での贈呈式(左から琵琶湖汽船・中井保社長、「美しいマキノ・桜守の会」中川達也会長、同会名誉会長・福井正明市長)

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 琵琶湖汽船(大津市浜大津5)は4月26日、高島市「美しいマキノ・桜守の会」に「海津大崎の桜」保全活動資金として50万円を寄贈した。

850本の桜がびわ湖を縁取る海津大崎

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 海津大崎で「桜クルーズ」を運航している同社が、今年の運航終了に合わせて行った。2010年に開催されたCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)でも同社が講演し、びわ湖をめぐる生物多様性の保全と持続の推進と観光の振興の両方を図るというビジョンを発表。翌2011年にも同会へ100万円を寄贈した。

 「海津大崎の桜」は高島市マキノ町に位置し、びわ湖の北端を囲むように850本もの桜が咲いており、1936(昭和11)年の大崎トンネル開通を記念し植樹されたのが淵源(えんげん)となっている。1990年には「日本さくら名所100選」にも選ばれ、満開を迎える4月中旬には多くの花見客でにぎわう。

 「『1,000本桜』を目指している。びわ湖の岩礁のため、本来は桜には合わないが、苗植えやシカなどの野生動物による食害対策の網の設置などに取り組んでいる」と同会・中川達也会長。同社・中川保社長は「滋賀経済同友会と協働で取り組む『びわ湖いき物イニシアティブ』の一環として、また高島市の生物多様性の資産の保全を経済と連携していきたい。里山と住まいとびわ湖(うみ)を守っていきたい」と意欲を見せる。

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