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「ブルーベリーフィールズ紀伊国屋」が30周年-小田まゆみさん講演も

「山のレストラン」ではブルーベリー畑の向こうにびわ湖を眺めながら食事が楽しめる。ランチ・ディナー共に3,675円・5,250円で提供する。

「山のレストラン」ではブルーベリー畑の向こうにびわ湖を眺めながら食事が楽しめる。ランチ・ディナー共に3,675円・5,250円で提供する。

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 ブルーベリーの有機農場とレストランを営む「ブルーベリーフィールズ紀伊國屋」(大津市伊香立上龍華、TEL 077-598-2623)が4月、創業30周年を迎えた。

「ブルーベリーフィールズ紀伊國屋」の岩田康子社長

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 除草剤、化学肥料、農薬不使用のJAS認定の有機農場として、努力を重ねてきた結果、滋賀県が選ぶ県の特色を生かした優良の企業の2012年度「ココクール」にも選定された。

 「山のレストラン」(同)と「カフェテリア結」(大津市仰木の里東、成安造形大学内)、ソラノネ(高島市安曇川町)を経営している同社。30周年を記念して現在、3店舗でスタンプラリーを実施しており、スタンプをそろえた利用客にブルーベリージャムとハーブティーのセットを進呈している。

 6月1日からは、毎夏恒例の「ブルーベリーの摘み取り体験」の予約受け付けが始まる。摘み取りは8月から。料金は、予約=1,050円、当日=1,365円。

 「35歳で離婚し、農業・経営の経験もなかった自分がたまたま売りに出ていた山の土地を購入したところから、「できる」を集めて進んできた。びわ湖の眺望の素晴らしさに、人生をここで過ごそうと決めた」と岩田康子社長。「ブルーベリーの栽培は楽しい事ばかりではないが、誰もやっていないからこそ売れると一生懸命やった。植物が育っていく様子、従業員の真心に触れ、一つ一つに喜びを見いだせる力をやっと持つことができ、原点に立つことができた」と確信に満ちた笑顔で語る。「生きる力」を学ぶため、生産・料理を体験するプロジェクトとして、週末に都会から農村へ電車で通う「アグリトレイン」を構想するほか、大学生が地元の農地で農業を体験する「スモール・スクール」なども提案する。

 「カフェテリア結」で5月29日、アーティストでカリフォルニア統合大学院名誉教授の小田まゆみさんが「持続可能な未来」をテーマに、ランチ付き講演会を行う。女神をモチーフに女性と自然とのつながりをテーマにした作品で「日本のマチス」として知られる。団体「プルトニウムのない未来」をカリフォルニアと東京に設立。核兵器を非合法化する国際法廷の運営委員を務める。現在はハワイ島の有機農園を運営し、若者に命の大切さを教える。東日本大震災後、若者の里帰りを助ける「女神の郷」プロジェクトも設立。

 開演は10時45分。参加費は1,500円。予約・問い合わせは同社まで。

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