ギャラリー・ギャルリーオー（大津市中央1）で6月11日より、11人のアーティストによるTシャツ展が開催されている。

画廊がTシャツショップのような雰囲気に

　プロのアーティストがキャンバスをTシャツに作品を制作する同展。アーティストは、日本画家2人、洋画家2人、イラストレーター3人、染織家3人、陶芸家1人。作品は販売もし、価格帯は子ども用でプリント1,680円～、手描き3,000円～。100枚を超えるTシャツがギャラリー内に展示され、初日からファンや通りがかりの来場者などが熱心にTシャツを鑑賞、気に入った一点物のTシャツを買い求める姿も見られた。

　イラストレーターの堀乃布子さんは「表も裏も裾の方までキャンパスに見立てて絵を表現できるのが面白い。手間はかかるが楽しく制作できた」と語る。明るい色のTシャツに爽やかな作風のイラストがTシャツにぐるりと描かれる。初日10枚搬入したがすでに4枚が売れ、週末に向けて追加で制作すると意気込む。洋画家の大島尚子さんは「普段は平面の作品を見て楽しんでいただくが、Tシャツは作品を着ていただけることがとてもうれしい」と笑顔で話す。14枚を初日に搬入、3枚が売れたという。

　ギャラリーオーナーの加藤晶子さんは「アーティストが通常制作する作品と違い、廉価に作品が楽しめるのがTシャツ展の魅力。作家さんも楽しみながら作品のPR媒体として取り組んでくれた。とても値打ある作品ぞろいです」と力を込める。

　開催時間は10時～17時。入場無料。月曜休廊。今月30日まで。