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大津のギャラリーでギフト展ークリスマスにちなんだ作品やカード

ギャラリーのウインドーにはオーナーの加藤昌子さん自らが制作したツリーのオブジェを飾る

ギャラリーのウインドーにはオーナーの加藤昌子さん自らが制作したツリーのオブジェを飾る

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 大津のギャラリー「ギャルリーオー」(大津市中1、TEL 077-521-4515)では現在、クリスマスにちなんで「ギフト展」が開催されている。

ギフトを選ぶサンタクロース

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 出品作家は17組。同展のために作った作品も多数。大津百町の町家を改装した同ギャラリーには所狭しとディスプレーされ、公式サンタクロースも来店する。

 天使をイメージする白の陶器にゴールドの羽のモチーフをあしらった食器などの磁器のシリーズを制作した川戸圭介さん(陶芸家)は、「羽のモチーフが好きで制作。日常で使えるものを作った。使い方はおまかせ」と入口で出迎える。

 独自の童話的な世界観を展開する堀乃布子(のぶこ)さん(イラスト)は「1つの絵からストーリーを楽しんでもらいたい」と自信作のカラフルで精密な原画を紹介する。四季それぞれを描く「家シリーズ」やマトリョーシカ仕様のカードを気に入って自分用に買っていく客もいる。

 市販のスタンプを使ってポチ袋を作るワークショップを開いた浅井純子さんは「アメリカ在住時にスタンプアートに目覚めた。日本製にもかわいいデザインが多数ある。自由に押していくうちに偶然いい作品が生まれることも」と笑顔で話す。日常的にも教室「~Stampful Days~」を主催する。

 「オリジナルの木のフレームに自由にはめ込んで、自分だけの物語を作っていただければ」と小さく四角にカットした化粧板に切り絵風に彫刻する大島尚子さん(ペン画)。飼っているネコをモチーフにした作品など固定客が付いているほど。

 後藤永理奈さん(彫刻)は「ルーターで削っているうちに好きな椅子や植物の形になっていった。もっさりした形が特徴」とギフトボックスやアクセサリーのチャームを紹介。

 桟敷美和さん(ホラー漫画家)はミステリアスで美しい風景やコラージュの写真やポストカードなどを販売する。

 福島ピーチママは、福島の原発事故で滋賀に避難している母親たちが、2012年より地元に残る親子らに野菜を送る手伝いをするサークル。母親たちが作った手ぬぐいなどの染め物や、今回出展している作家がデザイン協力したTシャツやエコバッグなどの収益は野菜の送料に充てられる。

 成安造形大学の学生によるコーナーでは、同15日のみ、100円で似顔絵を書いてくれる企画も。

 開催時間は10時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。今月29日まで。サンタクロースの来店は、同15日・17日・18日。13時~17時(17日のみ16時まで)。

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