プロバスケットボールbjリーグ「滋賀レイクスターズ」が2月1日・2日、守山市民体育館(守山市三宅町)で青森ワッツと対戦。1日目=86-83、2日目=67-65の接戦の末、2連勝した。ホームで迎えた後半戦に好スタートを切った。
レイクスは現在、前半戦28試合も含め14勝16敗の西地区5位だが、8位までのチームとの勝敗は僅差で予断を許さない状況。小川伸也キャプテンに続き、仲摩純平選手も足首の故障で欠場中だが、アーリーエントリー制度で入団した武田倫太郎選手のデビュー戦となった。
1日目は、第1クオーターで「1試合ずつ集中して勝ち切ることしか考えない」と意気込むマーシャル・ブラウン選手を中心に一気にビハインドしたが、第2クオーターから第4クオーターの試合終了間際まで僅差の競り合いとなった。クリス・ベッチャーヘッドコーチは「決めるべきシュートを落としたりもしたが、やはりディフェンスが課題。チームのコミュニケーション不足を解消し、フリースローの確率も上げていきたい」と話していたが、3点シュートも決まるようになり、横江豊選手も最後の逆転勝利を導いた。
2日目は、逆に前半劣勢を強いられるものの、第2クオーターでは武田選手が初の得点を決め、劣勢だったチームをアグレッシブに変えた。第3クオーターでの横江選手のシュートをきっかけにレイクス・ブースターのボルテージも最高潮に。「リズムが上がりオフェンスにつながった。ホーム戦ではブースターが特に取り返した時ほど盛り上げてくれるので戦いやすく感謝している」と横江選手。
観客動員数は、1日目=1148人、2日目=1453人。「1日目で負けがちだったが、入り方に集中し、連勝できた。滋賀のブースターは素晴らしい。『ホームでは強い』という環境づくりをしたい。後半戦はホームが多いため応援をお願いしたい」とクリス・ベッチャーヘッドコーチ。「お互いの長所を認め合えるようになってきた。横江豊選手をはじめ、シェルトン・コルウェル選手、ディオニシオ・ゴメス選手、マーシャル・ブラウン選手がリーダーシップを執り始め、スターターとしても成長がうかがえる」と期待する。
次回の試合は2月8日・9日、同じく守山市民体育館で1.0差で同地区6位の高松ファイブアローズと対戦する。