障がいのある人が働く作業所のビジネスマッチングイベント「おこしやすB.A.P」の地域版「まちなかB.A.P」が3月14日、酒遊館(近江八幡市仲屋根町中)で開催される。滋賀県、滋賀県中小企業家同友会東近江支部、NPO法人「滋賀県社会就労事業振興センター」が主催する。
「おこしやすB.A.P」は年1回のペースで、これまでに6回開催。障がい者福祉作業所と企業のマッチングにも多くの成功事例が生まれるなど注目度の高いイベントに成長してきている。今回の「まちなかB.A.P」は、より地域に密着した取り組みとして「おこしやすB.A.P」に参加が難しい小規模事業者の参加や地域の企業とのコラボレーションなどローカルを意識して企画された。
イベントには、観光庁主催の「世界にも通用する究極のお土産」にも選定された「湖(こ)のくに生チーズケーキ」(東近江市・あゆみ作業所)や、昨年12月の「おこしやすB.A.P」にも出展した「自然栽培ショウガを使ったジンジャーシロップ」(栗東市おもや)、「coccoriの織物、記念品」(近江八幡・市きぬがさ作業所)など福祉作業所の他、「ロケットストーブ」(竜王町・大鋼製作所)、「マトリクスハンガー」(東近江市・宮川バネ工業)などの地域の企業を含む15事業所が出展し商品展示やサービスのプレゼンテーションを行う。
併せて、「会社にあるものはすべて製品である」と題したセメントプロデュースデザイン代表の金谷勉さんの講演会や、場所を尾賀商店(近江八幡市永原町中)に移しての異業種交流イベント「滋賀LOBBY(ロビー)」も予定する。
同NPOの市田恭子さんは「『おこしやすB.A.P』をより身近に感じていただくため地域にこだわり企画した。今回は中小企業家同友会さんとのコラボレーションイベントとして講演会、そして滋賀では初となる異業種交流イベント「滋賀LOBBY(ロビー)」も同時に開く。商品やサービス、そして人との出会いで実り多い機会になれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は、「まちなかB.A.P」=12時~16時、講演会=18時~19時30分、いずれも会場は酒遊館。異業種交流イベント=20時~21時30分(会場=尾賀商店すいらん)。