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国宝・重文随一の三井寺に文化財収蔵庫-俳優・井浦新さん写真展も

文化財収蔵庫内の観学院客殿襖え(ふすまえ)と執事長の福家俊彦さん。春は桜、冬は梅など春夏秋冬が描かれている

文化財収蔵庫内の観学院客殿襖え(ふすまえ)と執事長の福家俊彦さん。春は桜、冬は梅など春夏秋冬が描かれている

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 三井寺(大津市園城寺町)は10月19日、宗祖智証大師生誕1200年慶讃記念事業として文化財収蔵庫を開館し、観音堂書院では、俳優の井浦新さんの写真展「三井寺鑽仰」も開かれている。

井浦新さん写真展

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 収蔵庫は、同寺の文化財を護り、後世に伝え、活用することを目的とした公開型文化財収蔵施設として建設され、国宝・観学院客殿の狩野光信による襖絵39面をはじめ十一面観音立像など重要文化財13件53点が展示されている。

 同寺執事長の福家俊彦さんは「1600年の時を経て傷んでいるものもあるが、寺の中だと暗くて見えなかった文化財を違った目でよく見ていただきたい」と話す。

 開館と同時に始まった写真展は井浦さんを迎えての記者発表とトークショーで幕開けし、事前申し込みで受け付けた女性ファンを中心に関西以外にも広島や島根など全国から150人が参加した。終了後、参加者は「優しい人だった」と感激の様子を見せていた。井浦さんは、6年前に同寺を訪れた時に、円空作の善女龍王立像を気に入り、5、6時間その場にいたというほどで、「ライフワークだ」と毎年写真を撮りに来ているという。井浦さんが理事長を務める「匠文化機構」の文化財保護支援などの活動の一環でもある。

 収蔵庫は開館時間=8時30分~17時。写真展は開催時間=8時から17時で11月24日まで。同寺の拝観料=500円・中高生300円・小学生200円が必要。

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