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草津発祥のクリスマスブーツ、駅前イルミネーションとコラボで巨大ブーツに

草津駅西口エストピアホテル前に今年初めて登場した高さ3メートル50センチの巨大クリスマスブーツと草津駅前西口商店街会長の福井清さん

草津駅西口エストピアホテル前に今年初めて登場した高さ3メートル50センチの巨大クリスマスブーツと草津駅前西口商店街会長の福井清さん

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 草津駅西口商店街(JR草津駅西口)では今年も、草津発祥のクリスマスブーツの展示を行い、今回初めて登場した巨大クリスマスブーツが通行人の注目を集めている。

審査されるさまざまな装飾のクリスマスブーツ

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 1955(昭和30)年に草津市大路の近商物産で初めて作られたクリスマスブーツ。ブーツにお菓子を詰めて販売したところ爆発的に売れた。その後全国に広がり、クリスマスのお菓子売り場の風物詩として定着した。

 草津で同商品は毎年300万個生産し、世界中で販売している。草津が発祥ということがあまり知られていなかった事もあり、地元の活性化につなげる目的で始めた「クリスマスブーツギャラリー」は今回で4回目。

 サービス業が多数あることから、その一環としてギャラリースペースを提供し、商店街の2店舗でブーツのキットを300円で販売する。好きな装飾を施したオリジナルブーツは銀行、医院、ホテル、ガス会社、不動産店の8カ所で展示し、投票・審査を行い、優秀賞6人にはデジタルカメラなどの電化製品やホテル食事券など、上位40人にも賞品を贈呈する。

 出品したブーツにはブーツ代の倍以上の額のお菓子を詰めて全員に返却されるため、300個用意したブーツの販売期間は20日間だったが、10日で完売するという好評ぶりだった。

 店舗等が70社ある同商店街は滋賀県最大だが、東海道や中山道に面した東口と比べ、市が主催する祭などのイベントがなく、新興住宅地となっている。同商店街会長の福井清さんは「地元住民に住みよいと思ってもらえるようにと始めたが、4年目にして市や中心市街地活性化協議会などの協力も得た。地域の絆も深まった」とほほ笑む。

 ブーツの売り上げを草津市と友好交流都市で、東日本大震災で被害を受けた福島県伊達市の子どもたちにプレゼントするという取り組みも行う。昨年は市制60周年を記念し、同じ300個のブーツもプレゼントしたところ大変喜ばれたため、今年はバスで直接出向き、伊達市で贈呈式が行われる。

 12月20日は、商業施設エイスクエア(草津市西渋川1)で投票結果発表とブーツの返却を行うほか、ゴスペルライブ、プレゼント抽選会を開く。開催時間は14時~15時30分。

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