滋賀ダイハツ販売軽音楽部バンド「フライングスニーカー」、メジャーデビューへ

自社のスタジオで練習するフライングスニーカーメンバー

自社のスタジオで練習するフライングスニーカーメンバー

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 滋賀ダイハツ販売の軽音楽部内のバンド「フライングスニーカー」が3月16日、ミニアルバム「スタートライン」をリリースし、メジャーデビューする。

レコーディングスタジオで取材に応える後藤社長

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 同バンドのメンバーは全員、同社の社員。バンド結成のきっかけは2007年にさかのぼる。社員の結婚式披露宴の余興で社員のギターと歌による生演奏を聞いた社長の後藤敬一さんがバンド結成を持ち掛けた。「大したことないだろうと思っていたら、なかなか素晴らしい演奏で、その場で2人にバンドをやろうと話した」という。その後、キーボードやベースなど他の楽器を演奏できる社員も加わり現在の6人編成のバンドになった。後藤さん自身もバンドの一員としてドラムを担当している。

 後藤さんは以前、楽器メーカーのローランドに在籍した経験を持つ。その当時の同僚に相談し、社内の空きスペースに福利厚生施設として本格的な音楽スタジオも作った。メンバーはさまざまな職場に所属するため時間がなかなか合わず、バンドの練習はもっぱら夜で、個人練習には朝の時間を活用しているという。

 コブクロなどのカバー曲をレパートリーに地元企業の感謝祭や地域イベントなどでライブ活動を重ねてきた。オリジナル曲も欲しいと思っていたところ、エフエム滋賀の協力も得て2015年に実現。CDも制作してライブ活動を続ける一方、同社が提供するエフエム滋賀の番組「「smile-radioプロジェクト」(毎週土曜11時~11時55分放送)にダブルボーカルを務める二宮崇さん、山本孝一さんがレギュラー出演し曲を紹介する中、周りから楽曲に高い評価を受け、メジャーデビューが実現した。

 メジャーデビューを前に、仕事と音楽を両立しながらの活動に注目が集まっている。「いろいろなご縁や周りの方々の後押しもありメジャーデビューということになった。フライングスニーカーの曲でリラックスできる時間を過ごしていただければ」と後藤さんは笑顔で語る。

 デビューミニアルバムは5曲入りで、価格は1,296円。売り上げの一部はあしなが育英会など社会貢献にも役立てられる。

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