大津で「フロントホスピタリティコンテスト」 滋賀・京都13ホテルが接客スキル競う

授賞式でそろう参加者 優勝は京都タワーホテルの石井愛由実さん

授賞式でそろう参加者 優勝は京都タワーホテルの石井愛由実さん

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 びわ湖ホテル(大津市浜町2)で6月7日、「フロントホスピタリティコンテスト」が開催された。

日頃の対応をロールプレーイングで演じる

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 京阪グループ4社とプリンスホテルの共催で行われた同コンテスト。多くの旅行者の満足度向上を目指し、5社13ホテルが参加。ホテル関係の講師や接遇の専門家を審査員に招き、フロントスタッフの日頃の対応をロールプレーイングで演じ、競い合った。

 13ホテルから選ばれた17人のフロントスタッフが出場。審査の項目は、身だしなみ・表情・動作、あいさつ・声掛け、言語・表現、会話・コミュニケーション力、対応力・ニーズチェック、提案力・知識の6項目を5段階で評価。チェックインや観光案内の他、訪日外国人のニーズを想定した英語でのコミュニケーションスキルなども盛り込まれており、審査員の合計得点が順位に反映された。

 コンテストの会場となったびわ湖ホテル代表の今井君香さんは、「改めて自分の対応を振り返るいい機会になった。一昨年に続き2回目の参加だったが、とても緊張した。上司や英語の外部講師に練習に付き合ってもらいながら今日を迎えた。練習をすればするほど、本番ではもっとこうすればよかったという思いが出てくる」と振り返る。「練習をしてきたことで日々の対応でも、上司に「今の対応はとてもよかった」などと声を掛けてもらえると変化を感じる。自分がコンテストに出たことが他のスタッフの刺激にもなれればうれしい」と今後に意欲も。

 優勝は京都タワーホテルの石井愛由実さん。「貴重な賞を頂きうれしい。緊張感とワクワク感が混ざったまま挑んだ。今後もこの経験を生かし、歴代の先輩に負けずに、果敢にチャレンジしていきたい」と意欲を見せる。コンテストを終え、審査員からは「期待を超えてすばらしかった。「強制されている」という感覚ではなく自発的な姿勢が見えた」「スキルも素晴らしかったが、接客のマインドを感じて感動した。審査員を務めた私もホテルマンを育てているが、皆さんのような人を育てたいと感じた」という声が上がった。

 同コンテストの実行委員長でもあるプリンスホテル常務執行役員の小山正彦さんは、「一生懸命なスタッフに感動し、多くの声援を受けプレッシャーの中頑張っている若手を見て頼もしかった。17人全員が非常に素晴らしかった。京阪グループの皆さんとプリンスホテルグループで一体となって日本のホテル事業を盛り上げていきたい」と締めくくった。

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