杉林(京都市北区)は11月9日、大津・瀬田唐橋に「車好きが車好きのために考えた」コンドミニアム「seta terrace(セタテラス)」(大津市瀬田)を開業する。
「車は屋根付きの駐車場に停めたい」「車好きの自分が泊まれる別荘が欲しい」と3人の車好きが集まり企画した同施設は、1階は駐車場、2階に2室、3階に1室の全3室。宿泊の条件は「免許を持っていること」。
企画基地の村田和哉さんは「宿泊者の車が入って成立するように設計した。車が変わると建物の表情が変わる。皆さんの色に染めてほしい」と話す。
屋根付きの駐車場は、1台当たり幅5メートル、奥行き6メートル、高さ3メートルの広さ。「インスタ映え」する車の写真が撮影できるように設置された照明や、車高の低いスポーツカーのために高さを低くした車止めなど、車向け仕様。
全部屋、約110平方メートルの室内に、フィン・ユールの家具やフィンランドのイッタラ社のガラス食器、京都コトシナのオーガニックシャンプーなどを置き、キッチンや洗濯機も完備。長期滞在を想定する。3階はプライベートテラス付き。
村田さんは「暮らすように宿泊し、近隣を散策してほしい。瀬田唐橋に開業したのは、京都に近すぎず遠すぎず、都会の騒がしさを離れてゆっくり過ごせる場所だから。瀬田川を眺めながらの読書や、川沿いをランニング、自転車で琵琶湖一周をする「ビワイチ」、大津や京都の観光など、ここを拠点に地域を探索して新しい発見をしてほしい」と話す。
1室1泊6万円。1棟貸し切りは15万円。オープニングキャンペーンとして先着100台の宿泊者にクリュッグシャンパンを進呈するキャンペーンを実施。