イベント「こどものまち大津」が11月18日・19日、皇子が丘公園体育館(大津市皇子が丘)で開催された。主催は子どもの笑顔が広がる大津の会。
小学生の子どもが「子ども店長」となって自ら考えた店を出店。来場者はバルーンアートやコマ作り、缶バッジ作りなどの仕事をして、仮想通貨「まっち」をもらい、稼いだお金でゲームやくじに参加した。
「子ども店長」の小学5年・清水真志歩さんは「自分でくじの種類も考えて、手作りした。去年出店してみて、たくさん『まっち』が集まったのが楽しくて、今年も出ようと思った」と話した。
「しゃてきや」を出店した大津市の小学4年の「子ども店長」のお母さんは「子どもが家でたくさん割りばし鉄砲を作っていて、好きなことを生かして仕事になればと思って出店した。お金に興味が出始めてきたので、仕事をしてお金をもらうということを体験できてよかった」と話した。
「子ども店長」のほかに、大津市の子どもに関する団体も出店した。幼児バレエ教室きららバレエ(大津市浜大津)は、ステージに一人で上がれれば50まっち、踊れれば200まっちの「給料」がもらえる「モデルになろう」を出店。
「コリントゲーム屋」を出店した大津おやこ劇場(大津市浜大津)の青谷さんは「子どもたちは半年前から準備し、今日を楽しみにしていた。コリントゲーム屋をしたいという子どもの意見から始まり、ゲームや景品を作った。子どもたちのやりたいことを実現できてよかった」と話した。
実行委員長の町田弘法さんは「子どもたちのために何かできないかと思い、3年前から始めた。18日は雨が降っていたが、定員の200人を超える230人の参加があった。給料をもらい、稼いだお金で買い物を楽しむ経験を通して、自発的に考え、創造していく力を育んでくれたらうれしい」と話した。