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滋賀の伝統野菜「矢島かぶ」と近江牛のカレー 県内25店でカブを使った限定メニュー

矢島かぶと近江牛すじカレー

矢島かぶと近江牛すじカレー

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 滋賀の食材の魅力を発信する企画「おいしが うれしが」プレミアムキャンペーンが11月20日、始まった。第1弾のテーマ食材を「カブ」とし、県内25店で特別メニューを提供する。

守山市矢島で栽培されている「矢島かぶ」

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 食のおもてなしプロジェクト事務局の氏家さんは「びわ湖と山に囲まれた自然豊かな滋賀は在来品種のカブも多く、バラエティーに富んだカブの宝庫。冬に旬を迎えるカブを、近江米、近江牛、湖魚などの滋賀の食材と共に味わえるキャンペーンなので、各店でカブを味わってほしい」と話す。

 「矢島かぶと近江牛すじカレー」を提供する「俺のカレー食堂輪」(野洲市)。店主の国本憲治さんは「守山の伝統野菜である矢島かぶは、軟らかいのに煮崩れしない。カブを蒸すことで素材の味が楽しめるようにした。A4・A5ランクの近江牛の牛すじと近江野菜を使ったカレーとカブの相性がいい。提供を始めて3日目だが、多くのお客さんが注文してくれている」と話す。野洲在住の女性は「口の中でカブがホロッととろける。カレーの辛さでカブの甘みが際立つ」と話していた。

 野菜ソムリエの辻川育子さんは「守山市矢島地区に伝わる矢島かぶは、生産者の高齢化で生産が減っていた。2016年、矢島かぶを後世に残し守山の特産品にしようというプロジェクトが始まった。土の中のカブは白く、土の上に出ている部分は紫色になる。実にはビタミン、葉にはベータカロチンが多く含まれ栄養価が高い」と話す。

 同キャンペーンは2018年1月31日まで。特別メニュー提供期間は各店により異なる。「俺のカレー食堂輪」の「矢島かぶと近江牛すじカレー」の提供は12月31日まで。

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