子育て講座「楽育ママセミナー」が11月28日、ローレルコート草津(草津市渋川)で開催された。一般社団法人楽育チッチ主催。
9人の子育て中の母親と保育士の女性が参加。「朝の忙しい時に子どもがみそ汁をこぼしたらどうする?」といった具体的なテーマで話し合い、母親が3歳の子どもになってしかられるロールプレーイングを交えながら、アドラー心理学に基づく子育てを学んだ。
草津市の女性は「3人の子どもを育てる中で、長女を6歳だからもうできるだろうとしかってしまう。子どもが失敗したときにしからずに『大丈夫?』と言えるようにしたい。皆さんが同じような悩みを持っていると聞いて安心した。話が聞けて良かった」と話した。
講師の村田さと美さんは「今は情報が多くて『こうしなければ』と思って、できない自分を責めるお母さんもいる。子育て中のお母さんに『大概のことは大丈夫』伝えたいと思い、セミナーを開いている」と話す。
「私も子育て中に『親の言うことを聞きなさい』ではなく、『子どもの考えを尊重する』という考え方に感銘を受けた。子育ては一進一退。長い目で自分育てをしてほしい」とも。
「楽育ママ」考案者の山口育子さんは「自身の子育てと保育士経験をもとに、気持ちを楽に、楽しく子育てする工夫をまとめた。育児を習っていないお母さんが上手にできないのは当たり前。具体的なワークを学ぶことで楽に子育てをしてほしい。全ての子どもに生まれ持った宝がある。良くない部分ばかりを見るのではなく、ありのままの子どもを認めてあげて」と話す。