大津市の堅田駅前商店街の電柱に1月25日、各店の広告キャッチコピーが取り付けられた。主催は大津北商工会青年部。
「この街おもしろくしよう まずは、電柱広告から」(関連画像)
同商店街の12本の電柱に「おじいちゃんが2020年を目指しはじめた。(整体院)」や、「寝室を間接照明にしたら、こどもが増えた(電気工事店)」「今日、しゃべった?(ラウンジ)」などのキャッチコピー24本を設置した。
同商工会主任の高倉洋平さんは「情報があふれている時代に、商品や価格だけでは勝負できず、地域でのつながりも失われつつある。このままでは地域は疲弊するかもしれないので、商売人の視点と若者の視点でまちを面白くしたいと考えた。情報の押し売りではなく、まちの人が自分自身で発見して、共感してもらえるものは何か、それが電柱キャッチコピーだった」と経緯を話す。
2017年10月に「商工会コピーキャンプ」を実施。22人が自分でキャッチコピーを考え、プロのコピーライターが監修した。高倉さんは「賛否両論あったが、取り組みを通して商売に向き合う部員が増えた。地元住民の生活に溶け込んだ媒体にメッセージを載せることで、会社名だけでなく、その人の魅力や考え方を伝えたい。新しい住民にも地域とのつながりを持ってほしい」とも。
設置期間は2019年12月まで。