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滋賀・膳所高校、59年ぶり春の甲子園へ

甲子園入場行進の練習をする膳所ナイン

甲子園入場行進の練習をする膳所ナイン

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 59年ぶり4回目となる甲子園出場を決めた滋賀県立膳所高等学校(大津市膳所)が3月24日、第3試合で北陸の強豪校・日本航空高校石川と対戦する。

甲子園2日前、膳所第二グラウンドにて

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 今年で創部120周年を迎える同校は、昨秋の県大会でベスト8入り、優勝の近江に1-3で惜敗したことなどから21世紀枠での出場を決めた。出場が決定してからは、気温の高い県外への合宿を増やし調整を図ってきた。野球部部長の清水雄介教諭は「毎日600本から1000本の素振りを行うなどバッティングを強化し、足腰も鍛えた」と振り返る。

 18日には阪神甲子園球場での初練習に臨み、本番の感触を確かめた。上品(うえしな)充朗監督は「最初は動きが硬かったが徐々に慣れ、後半は打球の音の良さを楽しみリラックスしていた。しっかり足元を固め、本番で力を出し切ってほしい。けが人はいない。コンディションはいい」と話す。

 石川唯斗主将は「甲子園常連校と比べれば一人ひとりの実力は足りていない。その分、相手に好きなプレーをさせないポジショニングとねばり強さで、勝機をつかみたい。多くの人たちが応援練習に時間を割き、壮行会を開いてくれた。その期待に応えられるよう、全力でプレーしたい」と力を込める。

 昨春から初めて2人のデータ専門部員を置き、対戦相手の打球予測データを入念に準備するなど、県内屈指の進学校ならではの頭脳戦にも注目が集まる。

 今大会、滋賀は初めて複数校が甲子園の切符を手にした。一般選考で近江(彦根市)が3年ぶり5度目、彦根東(同市)が9年ぶり4度目の出場となり、3校の滋賀県勢に期待がかかる。

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