第50回草津宿場まつりが4月29日、JR草津駅周辺で開催される。
東海道と中山(なかせん)道の分岐点となる草津宿(草津市草津1)は交通の要所として栄え、篤姫が徳川家定に嫁ぐために輿(こし)入れした時にも宿泊した。祭りでは出演者が篤姫や和宮などの姫の衣装を着て行列する「草津時代行列」を実施。50回目を記念して、今年は8人の宝塚歌劇団OGが出演。篤姫を真衣ひなのさん、徳川家定を紫月光さんが演じる。
時代行列は立木神社(草津市草津4)を出発し、草津宿本陣を通り、草津川跡地公園de愛ひろば(草津市大路2)のメインステージで宝塚OGによるパフォーマンスなどを行い、2時間かけて草津駅周辺まで練り歩く。
メインステージでは、ほかにも「かごかきレース」や「街道綱引き大会」、草津市の友好交流都市の香川県観音寺市、福島県伊達市、神奈川県伊勢原市、群馬県草津町のステージパフォーマンスを展開。
草津市役所周辺には世界料理オリンピック出場の料理や地元の特産品が味わえる屋台が並び、「町衆熱演舞台」ではチアダンスや和太鼓、バンド演奏などが行われる。
同まつり実行委員会の中井涼平さんは「今年は50回目を記念して、例年以上に楽しいイベントが盛りだくさんになった。宿場町草津の歴史を感じて、祭りを楽しんでほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。時代行列は13時~15時。