滋賀県内各地でスマホやタブレット端末を使って無料でインターネットに接続できるサービス「びわ湖free Wi-Fi」が現在、ポータルサイトのリニューアルを記念して写真コンテストを行っている。
同サイトは、県内の80団体が参加する「滋賀県無料Wi-Fi整備推進協議会」が運営し、リニューアル前は県内に850カ所以上あるWi-Fiスポットを紹介するのみだったが、イベントや観光情報を掲載できるように改良した。一部ページは英語、中国語、韓国語など5種類の言語に対応。英語版のパンフレットも作成し、外国人旅行客の利用も促す。
担当者の藤原昌幸さんは「Wi-Fiを設置している飲食店、旅館、公共施設などを利用する観光客に情報を提供することで地域の活性化につなげたい」と話す。
「彦根城などの有名スポットを観光して、すぐに移動してしまう旅行客が多いので、サイトを利用して、周辺を観光する『ついで観光』をしてほしい。知らなかった滋賀の魅力に触れてもらえたら」とも。
リニューアルを記念して、6月5日より地域情報サイトのDIIIG(ディグ)と共同で「びわ湖フカボリコンテスト」を実施。「びわ湖だからこそ『魅』られる景色」「渡して喜ばれるお土産といえば」などのテーマに沿った写真を募集する。入賞作品には滋賀県の特産品などと交換できる「DIIIGポイント」が贈られる。
DIIIGは地域に来てほしい人と行きたい人を結ぶプラットフォームで、地域の観光スポットや飲食店を「フカボリ」して投稿することができる。同サイトを運営するワイズエッグ(神戸市中央区三宮町)の水浦彩美さんは「この企画を通して、テーマを投稿するために琵琶湖に行く人や、投稿を見て琵琶湖に行く人などが増えて、旅行客の増加につながれば。写真を見た人が滋賀県に行こうと思うような写真を投稿してほしい」と呼び掛ける。
同コンテストは8月31日まで。