プロバスケットボールBリーグ1部の滋賀レイクスターズと三遠ネオフェニックスとのプレシーズンゲームが9月24日、守山市民体育館(守山市三宅町)で開催され、滋賀が勝利した。
滋賀は今シーズン6人が新加入。新チームで初の地元開催の試合となり、1263人が来場した。最大で8点差を付けられたが、4クオーターは三遠に13点しか与えず、チームディフェンスで流れをつかんだ。
ゴール下での強さを見せたガニ・ラワル選手が残り6分26秒、5ファールで退場するが、荒尾岳選手が外国籍の選手にも当たり負けないディフェンスでチームに貢献。残り58.9秒、高橋耕陽選手がファールをもらい、フリースローを2本決め、逆転。残り34.8秒で三遠のバックコート・バイオレーションを誘う。チームで守りきり、76対73で勝利した。
高橋選手は15得点4アシスト。三遠の激しいディフェンスにあいながらもシュートを決め、ファールをもらう場面が多く見られた。試合後のインタビューでは「昨シーズンよりディフェンスがきつくなっているので、打開していきたい。今シーズンは周りを生かしつつ、自分で得点していく。試合中もどこに誰がいるか、落ちついて見えている。毎試合2桁得点と、5~6アシストはしたい」とチームを引っ張っていく決意を述べた。
伊藤大司選手がBリーグ記者会見にチーム代表として出席するために欠場したが、二ノ宮康平選手が8アシストと活躍。伊藤選手の代わりにベンチ入りした西裕太郎練習生も9分31秒の出場ながら、6得点3アシスト、ディフェンスでも気迫のプレーを見せた。
ショーン・デニスヘッドコーチは「いい結果を見せることができてよかった。15日の広島ドラゴンフライズ戦と比べて、試合終盤での攻撃の遂行力が上がり、チームとして大きな成長を感じる」と話した。キャプテンの狩野祐介選手は「三遠はスターターが3~4人いない中での試合だったので、勝てたが、まだまだ甘いと思う。ディフェンスは『できる・できない』を作ってはいけない。メンタル面、コンディション面で準備をしていきたい」と話した。
滋賀の今シーズン開幕戦は、10月6日にウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催の新潟アルビレックスBB戦。狩野選手は「新潟のガードナー選手と五十嵐選手のシュートが入りだすと怖い。チームディフェンスで抑える。開幕戦をホームで開催できるので、2連勝して勢いを付けたい」と話す。