プロバスケットボールBリーグ1部の滋賀レイクスターズが10月7日、ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催された新潟アルビレックスBB戦に75対71で勝利した。2016年のBリーグ開幕以来、滋賀がホーム開幕戦で勝利するのは初めて。
6日の試合は出だしが悪く、4クオーターで追い上げたが、73対78で敗戦。7日は前日の反省を生かし、1クオーターから厳しくディフェンスし、前半の新潟の得点を27得点に抑える。一方、狩野選手が1クオーターだけで11得点と活躍。前半を43対27とリードして折り返す。
後半は新潟のゾーンディフェンスに苦しみ、ターンオーバーを重ね、新潟にシュートを決められる展開。最大22点あった得点差を詰められ、4クオーター残り6分14秒、新潟に逆転される。その後、5点差まで離されるが、残り3分37秒と3分6秒の狩野選手の連続3ポイントシュートが決まり、滋賀が再逆転する。残り0.07秒、ガニ・ラワル選手が相手ボールをスティールしてダンクを決め、勝負を決めた。
ショーン・デニスヘッドコーチは「チームとしてはいい週末になった。後半、相手のゾーンディフェンスに萎縮したが、チームとして苦しい時間にもバラバラにならず、団結力を持って戦ってくれた」と話した。昨シーズン得点王のダバンテ・ガードナー選手を19得点に抑えたことについては、「ガードナー選手のマッチアップはガニ選手に任せた。リングまで押し込まれるのを止めてくれた。荒尾選手も外国籍選手相手にも負けない力強さを見せてくれた」と評価した。
この日、3ポイント5本を含む26得点を上げた狩野選手は「皆のパス回し、スクリーンがあったからこその得点。最後にたまたま僕が決めただけで、皆のプレーのおかげ」と話した。逆転の連続3ポイントシュートについては、「二ノ宮選手から『パーセンテージは気にせず、とりあえずシュートを打ってほしい』と言われていたので、接戦の場面でも打つことができた」と振り返った。
副キャプテンの伊藤大司選手は「後半の内容には納得していない。課題がたくさん見つかった。勝っても反省につなげられる。苦労して勝ったからこそ、学ぶことがある」と話した。