ビートたけしさんの絵画展「アートたけし」が10月6日、佐川美術館(守山市水保町)で始まった。
2016年2月に東京からスタートし、全国15カ所を巡回する展覧会で、同館が最後。油絵、版画、立体作品など約100点の展示から始まり、巡回するごとに新作が増え、同館での展示は約130点。たけしさんの意向で、コンセプトなし、タイトルなしで展示されている。
同館学芸員の馬場まどかさんは「色鮮やかなところがたけしさんの作品の特徴。絵の具を混色せず、そのまま使い、夜通し熱中して描くと聞いた。映画監督など多彩な才能をお持ちのたけしさんの頭の中がどうなっているのか、ひもといていけるような展示になった」と話す。
作品のほかに、ベネチア映画祭で受賞した金獅子、銀獅子のトロフィーやフランス芸術文化勲章コマンドールのメダルなども展示。作品の中に入って撮影できるフォトスポットや、自分の絵を作品の一部にできる「キタノアパートメント」などのコーナーも。
会場では音声ガイド(600円)として、「ビートたけしのTVタックル」で共演する阿川佐和子さん、大竹まことさん、江口ともみさんによる「アートたけし勝手に座談会」と山田五郎さんによる解説を聞くこともできる。
開館時間は9時30分~17時。月曜休館。入館料は大人=1,000円、大学・高校生=600円。12月2日まで。