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栗東で子どもが「プロデューサー」のコンサート アイデアが形になる喜びを

見どころを書いたPOPを持つ「プロデューサー」

見どころを書いたPOPを持つ「プロデューサー」

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 小学6年生~大学生の「プロデューサー」が企画、チラシ作成などを手掛けたコンサート「プロダクションさきら 時空の難破船(ロストシップ)が1月26日、栗東芸術文化会館さきら(栗東市綣)で開催される。

子どもたちによる企画会議の様子

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 児童・学生がコンサートや演劇を作るプロデューサーを体験する講座「プロダクションさきら」は、2016年から開催し、今回で3期目。7人の参加者が半年間、柳楽正人さんを講師に、コンサートスタッフとしての接客研修や出演者との相談、チラシ作成、広報企画などの講義を受け、「プロデューサー」となってオリジナル公演を制作した。

 講座に参加した大学生の大川陽さんは「子どもたちで考える演奏会は珍しく、皆の発想が面白かった。思い切ったアイデアも言いやすかった。学生のうちに参加できてよかった」と話した。

 広報会議では、動画共有アプリ「TikTok」を使ってPR動画を作成。チラシを作り、チケットの販売も体験した。

柳楽さんは「プロデューサーという職業があり、どんな仕事をしているかを知ってもらいたいと思って始めた。子どもたちの発想は自由で、大人なら現実的な制限を考えてしまって出せないようなアイデアを活発に提案してくれた。自分たちの考えたことが本物の舞台公演になって開催される喜びを感じてほしい。その喜びを忘れずに、将来の役に立てればうれしい」と話す。

 公演は、サックス奏者の金子鉄心さん、バイオリン奏者のイワタユイコさんなどのミュージシャンが世界の音楽を演奏する「アドベンチャー風コンサート」。参加者の学生はスタッフとして活動し、後片付けまでを担当する。

 開演時間は14時。料金は、大人=700円、中学生以下=500円。

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